【公認会計士が選ぶ】経理職(初級者)におすすめの本・教材5選

雑記

「経理に配属されたけれど、専門用語がわからない」
「先輩に聞きたいけど、忙しそうで聞きづらい」

経理の仕事は、最初の基礎さえ押さえてしまえば、決して難しいものではありません。しかし、最初に「難しい専門書」を選んでしまうと、苦手意識を持ってしまう原因になります。

⚡ 初心者が最初に読むべき5冊の基準

  • ① 概念:「そもそも会計とは?」が絵でわかる本
  • ② 実務:毎日の業務手順が網羅された辞書
  • ③ 基礎:ビジネスの共通言語「簿記」の入門書
  • ④ 構造:決算書の仕組みがパズルでわかる本
  • ⑤ 道具:新人が覚えるべきExcelの基本
👩🏻‍💻

編集長(公認会計士)のコメント

今回は「専門用語ゼロ」でも理解できるレベルの書籍を中心に厳選しました。
まずはこの5冊の中から、今の自分の悩みに合う1冊を手に取ってみてください。ここが会計プロフェッショナルへの第一歩です。

1. 「数字アレルギー」を治す最初の一冊 世界一やさしい 会計の教科書 1年生

公認会計士の視点:本書の評価

「借方・貸方」という言葉を聞くだけで頭が痛くなる…そんな方にこそ読んでほしいベストセラーです。

この本の特徴は、「会計の仕組みを,身近なストーリーと図解だけで説明している」点です。細かい仕訳のルールは一切出てきません。「なぜ会社には会計が必要なのか?」「決算書は何を表しているのか?」という本質的な部分を、専門用語を使わずに腹落ちさせてくれます。実務に入る前の「準備運動」として最適な一冊です。

💡 こんな人におすすめ
  • ✔ 経理に異動になったばかりの営業・技術職の方
  • ✔ 数字を見ると眠くなってしまう人
  • ✔ まずは全体像をざっくり掴みたい人

📚 主な目次(抜粋)

  • Lesson 1:会計って、そもそも何のためにあるの?
  • Lesson 2:貸借対照表(BS)は、5つの箱で考えよう
  • Lesson 3:損益計算書(PL)は、5つの利益で考えよう
  • Lesson 4:キャッシュフロー計算書(CS)で、会社の実態を見抜く

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2. 仕事の「意味」と「楽しさ」を知る物語 経理になった君たちへ

公認会計士の視点:本書の評価

「経理の仕事って、毎日地味な入力作業ばかりなのかな…」そんな不安を抱えている新人に真っ先に手渡したいのが本書です。

専門書にありがちな解説形式ではなく、新入社員の主人公が成長していくストーリー形式なので、読んでいるうちに経理の「1日の流れ」や「1年のサイクル」が自然とイメージできます。特に、他部署とのやり取りや、ミスをした時の対処法など、現場ならではのリアルな悩みへの回答が詰まっています。単なる作業者ではなく、ビジネスを支えるプロとしてのマインドセットが身につく名著です。

💡 こんな人におすすめ
  • ✔ 経理としてのキャリアに不安を感じている人
  • ✔ 業務の全体像を楽しく、短時間で把握したい人
  • ✔ 「経理ってどんなことにやりがいがあるの?」を知りたい人

📚 主な内容

  • 序章:なぜ経理は「会社の守護神」と呼ばれるのか
  • 第1章:経理の1日・1ヶ月・1年のスケジュール
  • 第2章:現場で役立つ必須スキルとコミュニケーション術
  • 第3章:その作業、何のため? 経営に活かす経理の視点
  • 終章:経理の未来とキャリアパスの描き方

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3. ビジネスの「文法」を学ぶ スッキリわかる 日商簿記3級

公認会計士の視点:本書の評価

経理の仕事をする以上、簿記の知識(借方・貸方、仕訳のルール)は避けて通れません。英語で言うところの「文法」だからです。

数ある簿記テキストの中で、初心者に最もおすすめなのがこのシリーズです。可愛い猫のキャラクター(ゴエモン)がストーリー形式で解説してくれるため、無機質な数字の羅列にならず、「なぜその仕訳になるのか?」というイメージがスッと頭に入ってきます。試験を受ける予定がなくても、読んでおくだけで業務理解度が格段に上がります。

💡 こんな人におすすめ
  • ✔ 簿記の資格は持っていないが、基礎から学びたい人
  • ✔ 過去に堅苦しいテキストで挫折した経験がある人
  • ✔ 借方・貸方の意味をちゃんと理解したい人

📚 主な目次(抜粋)

  • 第1章:簿記の基礎(資産・負債・純資産・収益・費用)
  • 第2章:商品売買(分記法・三分法)
  • 第3章:現金預金と手形
  • 第4章:固定資産と減価償却
  • 第5章:決算の手続き

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4. 「仕訳」と「決算書」を繋げる 財務3表一体理解法

公認会計士の視点:本書の評価

初心者が陥りやすいのが、「仕訳の入力はできるけれど、それが決算書のどこに行くのかわからない」という状態です。これを放置すると、いつまでも「作業担当者」から抜け出せません。

本書は、PL(損益計算書)・BS(貸借対照表)・CS(キャッシュフロー計算書)の3つが、実はパズルのように繋がっていることを教えてくれます。「お金を借りたら、BSの現金と借入金が増える」といった動きがビジュアルで理解できるようになり、経理の仕事が「点」から「線」に変わります。

💡 こんな人におすすめ
  • ✔ 仕訳作業の意味をちゃんと理解したい人
  • ✔ 決算書の読み方を基礎から学びたい人
  • ✔ 将来的に、数字を見て分析できるようになりたい人

📚 主な目次(抜粋)

  • 第1章:財務3表の基礎知識
  • 第2章:財務3表の「つながり」を理解する
  • 第3章:決算書を読み解くツボ
  • 第4章:新しい会計基準の考え方
  • 第5章:財務3表一体理解法の実践

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5. 作業ミスをなくす「道具」の使い方 たった1日で即戦力になるExcelの教科書

公認会計士の視点:本書の評価

経理の仕事の大半はExcelで行います。つまり、Excelのスキルが低ければ、どんなに会計知識があっても仕事は遅いままです。

「セルの移動方法」や「見やすい表の作り方」といった基本中の基本から、「VLOOKUP関数」「ピボットテーブル」といった経理必須の機能まで、親切丁寧に解説されています。手元に置いて辞書代わりに使うことで、作業スピードが劇的に上がります。

💡 こんな人におすすめ
  • ✔ Excelに苦手意識がある人
  • ✔ 自己流で使っていて、もっと効率的な方法を知りたい人
  • ✔ 関数やショートカットキーを体系的に学びたい人

📚 主な目次(抜粋)

  • 第1章:作業効率を劇的に向上させるための基本
  • 第2章:数式と関数を使いこなす
  • 第3章:見やすく説得力のあるグラフを作成する
  • 第4章:データベース機能で大量のデータを活用する
  • 第5章:印刷設定とショートカットキー

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